2004年6月現在の「DVDレコーダー」について思う



なんだかまだ仕様が成熟してない印象で、試作機のような印象
結局これに集約してしまうのだけど、やっぱり各製品の仕様をみたとたん、なんだか萎える。


まずよく言われるのがディスクの仕様。DVD-RとかDVD±Rとかのアレ。追記できない状態で書き込んでしまえば、その後、見る分には-Rとか±Rとか関係ないのかもしれない。ただ、いざ製品を買おうかなってとき、自分は損したくないからみたいな勢いで、できるだけ多くの規格に対応しているちょっと高い製品なんかを選んでたりしそう。んで、実際使うのはどの規格がいいのかわかんなくなって、んで、もうどうでもよくなる。いい加減このディスクの規格はもう少し分かりやすく絞って欲しい。一個にしろとは言わないからさ。


次、個人的にはちょっと重要な、HD(ハードディスク)の問題。
一般的にも「購入を検討するときに気になるポイントは何ですか」ってアンケートで、価格の次に高いのはHDの容量らしい。
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20040520/108627/index13.shtml
HDって、ちょっと待てばどんどん容量が増えて、どんどん安くなっていく印象がある。ここ数年特に顕著で、約5年前くらいには主流だった2Gとか4GとかのHDが、今じゃ使いようが無くて家にごろごろ転がっている状態になってたりする。10Gとか20GのHDだって、微妙に使い方に困っている。だから、普段パソコンなんかを使っているせいもあってか、増設や交換のできないHD製品は、どうも使えないサイクルが早く来そうで怖い。あと、使っているHDが普段なじみの深い3.5インチなだけに、やろうと思えば交換できそうなところも居心地が悪い。
で、この辺はメーカー側も考えてるみたいで、ユーザーが簡単にHDを増設・交換できる統一規格を作ろうみたいな動きがあるみたいな記事を読んだことがある。HDをビデオテープのように扱えるのかな。せめて、これだけでも早く実現して欲しい。


あと、これも個人的には重要だと思っているんだけど、世間的はそうでも無さそうな、録画したデータの圧縮技術の部分。
これって結局、HDの容量問題を大きく改善できる部分でもあると思うんだけど、どうだなんだろ。
たしか今販売されてる「DVDレコーダー」の動画フォーマットってたしかMPEG2だけな気がする。一般に売っているDVDとかもたしかMPEG2で、「DVDレコーダー」で保存したDVD-Rは、一般的なDVDプレーヤーでも見られるという、互換性を重視してるから仕方ないとは思うけど、どうせ基本はテレビの録画でしょ?画像が多少荒くなったとしても、圧縮効率の良いMPEG4での録画もユーザーに選択できればいいのにって思う。なじみの深い(?)Divxとかのコーデックを採用すれば、CDに2時間、DVDに12時間録画できたりするんだけどなぁって思う。
http://www.holonsoft.co.jp/products/DVD/videoencoder/index.html
今現在、そんなDVDレコーダーあるのかな?それか、もっとDivxを再生できるプレーヤーが増えれば可能性はあるのかな。
http://www.holonshop.com/hard/index.html

で、以上のことをふまえると、結局自分にはパソコンが一番なんじゃんってなってしまう。TV録画を目的としたPCなら、10万円ちょっと出せば結構なマシンができそうな気がするし。もちろん「DVDレコーダー」ほど手軽さはないけど…。
他にもデジタル放送のなんやかんやとか、あと、これを言っちゃ元も子もないが、録画したいTV番組が無いのも正直な話。ここ5年くらい、ビデオの無い生活続いてるし…。


って、DVDレコーダーを買えない人間の負け惜しみでした。。。